約 3,257,460 件
https://w.atwiki.jp/rockman_x/pages/41.html
ロックマン4 - 特殊武器 特殊武器の解説。 特殊武器 武器名 入手場所 解説 フラッシュストッパー ブライトマン 5秒間、敵を停止 参考ページ https //gcgx.games/rockman4/weapon.html
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/12735.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 ROCKMAN X6 タイトル ROCKMAN X6 ロックマンX6 機種 プレイステーション 型番 SLPM-86959 ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 2001-11-29 価格 5800円(税別) タイトル ROCKMAN X6 PlayStation the Best for Family 機種 プレイステーション 型番 SLPM-87183 ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 2002-11-28 価格 2800円(税別) タイトル ROCKMAN X6 機種 プレイステーション 型番 SLPM-80627 ジャンル 体験版 発売元 カプコン 発売日 価格 非売品 ロックマンX 関連 Console Game SFC ROCKMAN X ROCKMAN X2 ROCKMAN X3 SS ROCKMAN X3 ROCKMAN X4 PS ROCKMAN X3 ROCKMAN X4 ROCKMAN X5 ROCKMAN X6 GC ROCKMAN X COMMAND MISSION Handheld Game GB ロックマン X サイバーミッション ロックマン X2 ソウルイレイザー PSP イレギュラーハンターX イレギュラーハンターX ロックマンロックマン Value Pack 駿河屋で購入 プレイステーション
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/599.html
ロックマンX2 ロックマンX2データ 概要 動画 CM 裏技 他作品との関連 データ カプコン:2011年12月27日配信 カプコン:1994年12月16日発売 ジャンル:ACT プレイ人数:1人 コントローラ:GC・クラコン 販売ポイント:800Wiiポイント 使用ブロック数: 紹介ページ公式ページ 概要 ロックマンXシリーズ第2弾。 動画 CM 裏技 他作品との関連 VCで配信されているソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン(FC) ロックマン2 Dr.ワイリーの謎(FC) ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?(FC) ロックマン4 新たなる野望!!(FC) ロックマン5 ブルースの罠!?(FC) ロックマンXシリーズロックマンX(SFC) VC配信が期待されるソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン6 史上最大の戦い!!(FC) ロックマン7 宿命の対決!(SFC) ロックマン メガワールド(MD)(1・2・3の移植) ※7と9の間の8はPSかSSの作品なのでカプコンに移植してもらうかオリジナル版を買うしかない。 ロックマンシリーズ(その他)ロックマン&フォルテ(SFC) ワイリー&ライトのロックボード ザッツ☆パラダイス(FC) ロックマンズサッカー(SFC) ロックマンXシリーズロックマンX3(SFC) その他ロックマンロックマンDASH 鋼の冒険心(N64) 現在入手できる中でお勧めソフトロックマン9 野望の復活!!(wii:wiiware) ロックマン10 宇宙からの脅威!!(wii:wiiware) ロックマンゼクスシリーズ(DS) 流星のロックマンシリーズ(DS) タツノコvsカプコン CROSS GENERATION OF HEROES(wii) TATSUNOKOvsCAPCOM ULTIMATE ALL-STARS(wii)本作のヒロイン(?)にあたる「ロール」がプレイヤーキャラとして登場する。その他には「ロックマンDASH」の主人公ロックも登場。 ロックマンロックマン(PSP) イレギュラーハンターX(PSP)
https://w.atwiki.jp/vip_rockman/pages/15.html
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 15 22 04.00 ID aICqBPyB0 『エックス……』 北極の端。 戦闘終了から三時間後。エックスを迎えに来たヘリが着陸し、回転翼を回す。 ヘリの乗務員が救急キットやら、エネルギータンクをてきぱきと設置し、仮設のテント型待機所を作った。 エックスに声をかけるのは、その設備の一つである無線からだ。 「アイちゃん………」 『エックス。大体の話は、戦闘中の無線で把握している……その、なんだ……』 声の主、ライトは言葉を紡ぎづらい。 『彼女は……何者かの手によって、イレギュラーにされてしまったんだな………』 「その前に……人間が先にアイちゃんに酷い事をした……!! そうだろ!?」 エックスは自身の沈黙を、大声で破った。 『あ、あぁ……その事については、本部に問い合わせてる。ケイン博士も尽力をつくしてくれるそうだ』 エックスの怒りに、ライトの声は沈痛なものになった。 『その、彼女なんだが……彼女から、妙なチップを確認してな』 「…………………」 興味無いとばかりに、またも沈黙するエックス。 『どうも、まとも思考を分断したり、遮断したりする物らしくて……』 ライトは、気にせず続ける。喋るしか、何もないというのが本当のところなのだろうが。 『<怒り>と<憎しみ>のプログラムを解除する物でも、あるらしいんだ』 「まさか……」 『もともとは、極地基地の人間が彼女に暗い闇を植えつけたのだろう。だが、しかし……』 「アイちゃんから聞いたのは、『至極まともな事』を言ってるレプリロイドだと思ったけど?」 エックスらしくなく皮肉げに言った。 至極まともな事――薄汚い人間に復讐する事という事だろう。 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 15 39 20.77 ID aICqBPyB0 『そんな、エックス………』 ライトが悲しげに呟いた。 「はっきり言えば、ボクだってそのレプリロイドに賛同したいぐらいだ!」 エックスは、自分のやりきれない思いをライトにぶつけた。 「あんた達みたいに、小さな女の子によってたかって乱暴する奴らに尽くすぐらいならね!!」 「だいたい――」 『………グスッ………ヒック……そんな事……言わないでよぉ……ヒック……』 エックスの主張を妨げたのは、ライトのすすり泣く声だった。 「は、博士?」 エックスは怒鳴るのをやめ、落ち着きが無くなる。 『ひどいよぉ……そんな事……グスッ……いわれたらぁ………』 「あ、いや、その確かに……博士は悪くないですよね……その他の人間だって」 少し不本意な意見ではあるが、博士を取り持つエックス。 『ちゃんと説明してるのにぃ……ヒック………わたしだってぇ』 「ごめんなさい! ごめんなさい! ほら、ブーブーですよ! 泣くのはやめてくださぁい!」 映像通信では無いのだが、エックスはどこからか自動車の玩具を取り出し、自らの手のひらで動かした。 「落ち着きましたか? ボクは落ち着きました」 『すまん。取り乱した』 半時間ほどエックスは、泣き出すライトと格闘して、やっと勝利を収めた。 「チップの話を聞きましょう。それが本当なら、そのレプリロイドも許せない」 心を入れ替えエックスは険しい顔をし、虚空を睨んだ。 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 16 08 52.69 ID aICqBPyB0 『チップの形は、Σの文字に似た型でな。本部に検証を急がせているが、とにかく非合法の物であるのは確かだ』 シグマ。一瞬、何かがよぎったがエックスは気にしなかった。 「それで、みんなを操っていると……ヴァヴァもかな…………」 エックスは、この世界のどこかに居る同僚を思い出した。 『解らん。だが、高速道路の事件でも、すべてのイレギュラーにこのチップを確認した』 「という事は……解決しなければならない事は二つあるんですね」 エックスは玩具の自動車を放り投げ、無線に向き合う。 「アイちゃんに酷い事をした連中の処分――こちらは博士に任せます……本当は自分でやりたいけど」 『あぁ、任された』 ライトは厳粛に、その願いを聞き遂げた。 「もう一つは、チップの真意を緑のレプリロイドに聞く事」 『あぁ』 「ボクは、まだアイちゃんに声をかけておきながら、チップを使って操る意味が解りませんが――」 女性にも見える中世的なエックスの顔が、大きな決意に染まる。 「人間だって良い人はいる。それを皆殺しにするなんて酷い事は、ボクがさせません」 『エックス……』 「とにかく、本部に帰ります。――もう、泣かないで下さいね?」 エックスは子供にするような笑いを浮かべ、言う。 『…………バーカ』 ライトもふてくされながらも、どこか笑うような響きのある答えをした。 ヘリに乗り込むエックスの背に、ライトの独り言がテントに響く。 『一つ、疑問がある。情報部はアイシー・ペンギーゴが第13極地部隊の隊長を殺したと報告した』 『だが話によれば、実際に奴を殺したの緑のボディのイレギュラーだ』 『別に……それがどうこうって訳では無いんだが。どうも……」 46 名前:Irregular's Elegy[] 投稿日:2006/10/07(土) 16 40 48.63 ID aICqBPyB0 北極の海を逆戻り。 エックスはハチ型ヘリに揺れ、冷たい北極が小さくなるのを眺めている。 迎えに来たヘリは三機。エックスは三号機に搭乗していた。 残りのヘリは護衛の意味とEタンクなどの物資が積まれている。 「それ、なんですか?」 ヘリのパイロットが、エックスが弄ぶ何かを見止め、声をかけた。 正方形の小さなチップ。ペンギーゴの記憶と記録、そして彼女自身だ。 「お守りです」 エックスは遠景から顔をそらさず、短く答えた。 「お噂は聞いています、エックスさん。B級でありながら、すごい活躍だとか」 「どう……でしょう? 活躍どころか、取り返しの付かないものを失ってると思いますが」 北極の海を抜け、大陸に差し掛かる辺りでまたも声をかけてきたパイロットに、エックスは自嘲するように言った。 「謙遜なんかしないで下さい。俺、エックスさんに感謝がしたいんです」 後半の部分は聞き取れなかったのか、パイロットのレプリロイドは朗らかに感謝の意を述べた。 「感謝、ですか……?」 エックスは予期せぬ言葉に目を白黒させながら、返答する。 「えぇ、高速の事件ですよ。あそこに俺の一人娘が居ましてね。あの駐車場でエックスさんが撃退しなければ、娘が居る道路までイレギュラーが来たって言うじゃありませんか」 「は、はぁ……」 撃退したのはゼロではないだろうか、とエックスは頭をよぎるが、パイロットの口は止まらない。 「家内を戦争で失っていましてね。俺にとって、娘はかけがえのない大切なレプリロイドなんです」 「そう……ですか」 かけがえのない、という所でエックスは身を引き裂かれる思いをした。 ヴァヴァ、ペンギーゴ。彼女達は何故、自分の敵になるのか。 「心から感謝します。エックスさん」 パイロットは操縦してる身でありながら、コクピットでお辞儀をした。 47 名前:Irregular's Elegy[] 投稿日:2006/10/07(土) 17 07 55.52 ID aICqBPyB0 ヘリのルートは、森林の上を通過する形になっていた。 ロボット工学が進む現代に、今だ残る大自然。多種多様な木々と緩やかなカーブを描く川が美しい。 「Aランクも夢じゃないですよ――おっと通信」 パイロットは後ろのエックスに微笑みかけながら言い、操縦席の無線を受けた。 『三号機、聞こえるか』 「感度良好。おや、これはケイン博士。いかがいたしました?」 老体でありながら、威厳を全く損なう事のない声。険しい顔をしたケイン博士が映像通信に出た。 『諸君らの真下にある森林で問題が発生した』 針葉樹などの大木による緑の絨毯が地平線まで続く。 『どうやら森林を捜索していた部隊が遭難したらしい』 無線を良く聴く為、エックスは操縦席に身体をさし入れた。 『連絡が全く取れない状況で、本部は非常に困惑している。エックス君を向かわせてくれ』 「ご冗談でしょう? エックスさんは怪我をした状態で、その本部に帰投するんですから」 パイロットのレプリロイドは、少し憤慨したように反論した。 行きのヘリとオペレーターに比べ、かなり感情が豊かなレプリロイドである。 「ケイン博士」 エックスが声をあげた。 『怪我は北極の所であらかた修理したな。どうだろうか?』 「えぇ、問題ありません。部隊が遭難してるんですね」 エックスは両肩を竦め、青いボディを晒した。 『救助班を編成するにはイレギュラー事件も重なり、かなりの遅れがでている』 「行きましょう。ボクは構いません」 エックスは頷いた。パイロットは何かを言おうとしたが、結局、言葉としては出なかった。 『すまん。無理を言うつもりはないのだが』 表情の変わらないケインが言う。エックスは険しい表情しか見た事が無い。 「そうですか……解りました。全機、問題発生現場までルートを変更」 パイロットは諦め、機体を右方向に旋回させた。 51 名前:Irregular's Elegy[] 投稿日:2006/10/07(土) 17 38 45.46 ID aICqBPyB0 「良いんですよ」 疑問気に見上げるパイロットに、エックスは笑みを返した。 ローターを鳴り響かせ、本部のルートを反れる森林の奥に向かう三機のヘリ。 『ここら辺だな』 巨大な滝を抜け、真下に熱帯林を控える所で二号機からの通信が入る。 『現場付近に到着』 先行していた一号機が前進を停止し、三機共にその場でホバリングする。 『探すったって、どこから――』 一号機の愚痴は、乱入した緊急通信によって遮られた。 『た、助けてくれ!! イレギュラーが……クソっ!』 切羽詰った声が、操縦席に響く。 「調査班か!! おい、大丈夫か!?」 『俺達………捜索隊は、洞窟付近の草原に……早く』 パイロットの声が聞こえないのか、遭難者は自分等の居場所を苦しげに呟く。 「急ぎましょう!」 ブツンと鈍い音を立て切れる通信に、エックスは焦った声で叱咤した。 三機は高度を下げ、慌ててその草原とやらに発進する。速度を上げて突き進むハチの影。 すぐにその草原というのは確認できた。 山を抉る洞窟の前に、大きく開ける草原。手付かずの遺跡の痕跡が、黄緑の広場に散らばっている。 『攻撃を受けている様子は無いが……』一号機が呟く。 『辺りを捜索――っ!?』 「遭難者は無事でしょうか……」 エックスは心配げに、パイロットに問いかけた。 「大丈夫ですって、いざとなったらエックスさんが――」 『三号機!! 高度を上げろ!!』 パイロットの言葉を絶叫で遮断した二号機は、空中で爆発し、破片と炎で草原を真っ赤に染めた。 57 名前:Irregular's Elegy[] 投稿日:2006/10/07(土) 18 07 21.53 ID aICqBPyB0 突然の事態に、驚く三号機の二人。 『――こいつは! 三号機、直ぐに――』 一号機は三号機に注意を促し、そして下方から飛来した『棘』に貫かれた。 貫通し、一瞬だけ全ての動きが止まるヘリ。遅れて爆発しながら重力に引かれ、二号機と同じ運命を辿った。 「な、なにが………」 『間抜けがノコノコやってきた! 馬鹿を引き連れ、やってきた! いやっほう!!』 呆然とするエックスに、緊急通信がかかる。 『救助の通信をしたのは、この俺様さ! 天才的な俺様さ! きゃっほう!』 『第9レンジャー部隊所属、スティング・カメリーオを確認』 『あれあれ、何か悩んでる? お悩みかい? だが、安心しな――』 洞窟から、歩んでくるレプリロイド。その姿はカメレオンの様をしていた。 『死んだら、全て解決するぜぇ!! いっーやっほう!!』 カメリーオは予備動作無しに跳躍し、なんとヘリの操縦席に張り付いた。 「こんちは!!」 左右非対称に回す両目を持つメットが、フロントガラスいっぱいに広がる。 濃緑のカラーのボディの下に、機嫌良く揺れる尻尾。その尻尾の先には無数の棘があり、これでヘリを撃墜したのだろう。 「エックスさん、降りて!!」 前に居るパイロットが叫ぶ。 「え!? あ、あなたは!?」 「俺は大丈夫です! ヘリのパイロットのプロですよ? さぁ、先に下りて!!」 エックスの疑問の声にこの状況でも笑いかけ、レプリロイドは機体を斜めに揺らした。 急激に傾く機体。エックスは足元を取られ、機体から身を投げ出される。――数メートルの落下。 「パイロットさん!?」 落下し、地面と接触と同時に回転しながら止まるエックス。 エックスの問いは、三号機の爆破で答えられた。 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 19 24 34.16 ID aICqBPyB0 機体の破片が散乱し、全てが分解。 火炎と一緒に、焼け焦げたヘリとパイロットの残骸が草原に降り注いだ。 「………なんて酷い事を!」 先ほどまで喋っていたパイロットを思い出し、エックスは空に向かって怒鳴った。 「はーい!!」 能天気な声と共に、濃緑でカラーしたレプリロイドが降ってきた。 「やっほー、元気ー?」 「ふざけないでください!!」 一喝し、カメリーオの馬鹿にした挨拶を一蹴した。 「あーあー、これ? 俺様の戦果の事? 仕方ないじゃないか、君と二人きりになりたかったんだからさぁ!!」 戦闘用の腕がカメレオンのメットが取り、普通のレプリロイドよりかはボケた感じのする少女の顔が現れる。 「きゃー言っちゃった、言っちゃった!」 ニヤリでは無く、意外にも可愛らしくニンマリとしながらカメリーオははしゃぐ。 それと一緒に、髪型のポリシーなのか右だけにある小さな三つ網が揺れた。 「は、はい?」 意味が解らず、この状況の中でエックスは困惑する。 「俺様ことボクは、エックス君。君に用があったのだ!! いやっほう!」 三つ網と尻尾が揺れる。カメリーオは、倒れるエックスを見下した体勢から、飛び跳ねながら踊った。 着地から、身体を地面に引き剥がす事が出来ないエックス。下手に動けば、どうなるのであろうか。 「ボクことワタシは、第9レンジャー部隊! きっての実力者!!」 三つ網が揺れる。 「なのに本部はこう言った! 泣き出すワタシに、ハンター組織はこう言った!」 踊るのをやめ、カメリーオは大人になれない顔を近づける。 「野心家で毒舌! 狡猾な性格! 人望が薄い嫌われ者! 隊長になる資格は無いってさ! ひゃっほい!」 「自分を評価しなかったハンター組織へ復讐するために、イレギュラーになったと?」 自分にある喜劇を話したいのか、悲劇を話したいのか解らないカメリーオにエックスは疑問をぶつける。 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 20 32 46.24 ID aICqBPyB0 「そういう事さ! よくある事さ! いつだって! 誰だって!」 時計の振り子のように、揺れる小さな三つ網と武器である尻尾。 「ありません!! ボクに用があるなら、ボクだけ呼べばいいじゃないですか!!」 「憎むべき組織!! 憎むべき隊長!! こいつらには、一泡ふかせなければならないね!! だよね!」 エックスの怒れる顔から離すと、またも踊りだすカメリーオ。 「そのためには、エックス!! 君が、必要だい!! 必要不可欠なんだい!!」 踊りの最中で、カメリーオは回転し、同時に尻尾を振り薙ぐ。 ボディに引かれる尻尾。その先から無数の棘――カメレオンスティングが発射された。 エックスは地面を蹴り上げ、慌てて伏せの体勢から飛び上がる。 高速で飛来した緑に光る棘は、地面を虚しく貫いた。 エックスは跳びながら射撃。カメリーオの頭部に向けるが、カメリーオも逸早く跳び下がっていた。 「本部から評価されている、お前を殺せば!! 本部も納得!! 納得した本部を、俺様が壊滅!!」 遺跡の一部であった柱だけの建造物に逃げ込んだカメリーオが、叫びながら射撃。 「一人称を定着して下さい!!」 間合いを取る為、カメリーオから離れるエックスが、それを撃ち落としながら叫んだ。 「ちょっと傷ついた!! ボクの涙の分だけ、死ね!!」 傷ついたといいながら、微笑むカメリーオはカメレオンスティングを草原に撒く。 矢尻状に飛ぶ棘を、エックスはバスターを連射し、軽々と全てを弾く。 「これでレンジャー部隊? なんだか手ごたえが無い気が……」 呟くエックス。またも急接近する凶器をエネルギー弾が弾いた。 弾いたそばから、棘が降りかかる。 エックスは急旋回し、目標を失い地面に刺さるスティングを無視して、カメリーオに向かって走った。 数百メートルの距離を駆けるエックス。撒かれるスティングはジグザグに走行し、いとも簡単に避けた。 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 21 09 03.79 ID aICqBPyB0 「うわぁ、愛の突進だ!!」 カメリーオは飛び上がり、立ち位置から離れようとするが、もう遅い。 エックスは、ダッシュ中にチャージされたバスターをカメリーオに向け、放つ。 遺跡の柱も爆散させながらも、エネルギー弾は突き進み、カメリーオのボディに当たった。 「……いたいいたい」 カメリーオは吹き飛ばされ、地面に転がる。 「こんなはずじゃ………マンドリラーの姐さーん!!」 脇腹の被弾箇所に手を当てながら、カメリーオは助けを呼んだ。 「馬鹿が……自分で殺ると言っておきながら。とことん使えん奴だ」 不機嫌な声が聞こえたと、意識する前にエックスはカメリーオから離れた。 何かが降り注ぎ、辺りを爆撃する。 吹き上がる土くれ、捲れあがる地表。 エックスは我武者羅に逃げる。 「面倒だから、早めにカタを付けるぞ。恨むな、エックス」 ハスキーな声がかかり、大きな人影が現れる。 『第17部隊所属特A級ハンター、スパーク・マンドリラーを確認』 ピンク色の電撃を両腕に纏いながら、突き進むレプリロイド。 マンドリル型のイレギュラーが、同僚のエックスに向かってエレクトリックスパークを放った。 「お姉さん――ぐっ!!」 雷の球体は、反れる事無くエックスに真っ直ぐ飛び。驚愕していたエックスに直撃した。 『機体異常を報告。ボディ、動作不能。再活動まで――無線サービスダウン』 「簡単だったな。面倒じゃなくて良かった」 満足したのか、マンドリラーの胸部部分が開き、中からピンクの長髪で片目を隠した女性が現れる。 「森林は大嫌いだ……暑くて面倒だからな。クーラーの効く発電所に戻りたい」 継続して雷が纏う青いボディを見つめながら、マンドリラーは右手で自らの顔を扇いだ。 148 名前:Irregular’s Elegy[] 投稿日:2006/10/07(土) 21 40 34.76 ID aICqBPyB0 「おなかが減ったから、電気だ。――おい、使えない奴。電気だ」 「えぇ!? ここ、熱帯雨林!! 電気なんか、ねぇ!! ……………な、ないですよ!!」 こちらも余波で倒れていたカメリーオが、飛び跳ねながら抗議する。 「本当に使えない……暑い」 マンドリラーは失望したように言い放ち、扇がない腕でボディを探ると、団扇を取り出した。 「死んではないな。だが、悪いがここをお前を打ち倒せと命令を受けた」 マンドリラーがボディの両腕に力をこめ、エレクトリックスパークを溜める。 「弟のような奴だったが、それ以前に私は17部隊のレプリロイドだからな」 特に感情のこもらない顔で、マンドリラーは言った。 「さらばだ」 「待ちな」 突然、上空からかけられた声に、凍ったように動作を急停止するマンドリラー。 マンドリラーが空を見上げる前に、何かのタンクが投げつけられる。名称には『液体窒素』と表記されていた。 やっ、とマンドリラーがらしくなく小さく悲鳴をあげるまえに、上からのバスターがタンクを貫通。 そして、物理的に凍る。 「うぉぉぉ!! やっぱり凍った!!」 『バラストタンク、オイルタンク、共に凍結。動作不可能』 「黙れ! そんな事は解っているんだ! 馬鹿AIめ!」 ガチャガチャと操縦桿を振り回すが、マンドリラーのボディは微動だにしない。 「二対一とか、卑怯だぜ? イレギュラーさんよ」 混乱するマンドリラーを馬鹿にした声が、空から降りた。 「お前は…………ゼロ!?」 凍りつき、指一本すら動かせないボディに入る少女が乱入者の名を叫んだ。 『動作不可能』 「黙れ!!」 叫ぶ、マンドリラー。だが、ゼロに遅れ降り立った鷲型のレプリロイドの姿にまたも凍りついた。 170 名前:Irregular’s Elegy[] 投稿日:2006/10/07(土) 22 19 56.28 ID aICqBPyB0 「もう、やめてやってくれ。マンドリラー、カメリーオ」 『第7空挺部隊元隊長、ストーム・イーグリードを確認』 羽ばたきながら、地面に降下したレプリロイド。 ワシの形のメットの下にある藍色をしたポニーテールが風に揺れ、金色の二つの瞳が悲嘆に揺れた。 「イーグリード!! 貴様!!」 マンドリラーが尚も操縦桿を振り回しながら、激しく詰問する。 「――デスログマーはどうした!? 与えられた計画は!?」 疑問を目前のイーグリードに叩きつけるが、その本人は地面にうつむき答えない。 その態度がマンドリラーの怒りを誘い、操縦桿を更に動かした。 「なるほど……そうか。貴様等は友人関係だったな!」 合点がいったのか、マンドリラーは勝ち誇ったように、自分の推理を叫んだ。 「ゼロめ!! どこまでも、私らの邪魔をしおって!!」 「おいおい。俺が悪いのかよ……」 腕を組み突っ立つゼロが呆れたように呟いた。 「たぶらかし、そちら側に引き込むとは――ふざけおって!!」 怒り狂ったマンドリラーは、団扇を二人に投げつけるが、形状のせいか届かない。 「女が女をたぶらかして、何が楽しいんだよ。たぶらかすなら………なぁ?」 意味ありげに笑い、顔を倒れるエックスに向ける。 「ゼロ……」 感電から、若干復活したエックスが苦しげに答える。 「無事かよ、お人よし。……全く無茶しやがって。俺がいなきゃ駄目だな、お前は」 流れる長髪をかき上げながら、ゼロはニヤリとした。 「ボクを忘れないで!! といいながら、暗殺!!」 事態を伺っていたカメリーオが、飛びながら緑に光る棘を発射した。 高速の凶器。それら全てが、巻き上がる竜巻に吹き飛ばされた。 「弱点なのに………ブーメルさんみたいに、うまく暗殺できないね!! だね!!」 188 名前:Irregular's Elegy[] 投稿日:2006/10/07(土) 22 51 53.59 ID aICqBPyB0 「やめな、カメレオン。俺は容赦しないぜ?」 「まだ、メットの舌って攻撃があるよ!! でも、やめる!! ………や、やめます!!」 事の渦中にいる4名から離れ、倒壊していない遺跡の柱に張り付くカメリーオ。 それに向け、ゼロは笑いながらバスターの照準を合わせた。 「殺れ、カメリーオ!! 死ぬまで、攻撃しろ!! 動けぬ私の代わりに!!」 『動作不能』 「何故だ!!」 操縦桿と無線と格闘するマンドリラーは気付かない。 自分の顔を。自分の身体を。そして、この大草原を覆う黒い影。 「ぬにに!! 姐さん!! 姐さん!!」 「何だ、電波!! 私は忙しい――」 マンドリラーは、辺りが薄暗くなっている事にやっと気付く。 慌てて胸のスイッチを押し、ボディに並ぶライトを光らせた。 ペカペカと、赤、青、黄に移り変わる景色の真上。 ゼロが勝ち誇ったように、右手の人差し指を挙げた。 「お前の言ってた奴だよ。これ見て、帰りなダイナモ女」 旗艦デスログマーがその常識を超えた巨大さで、全てを覆い隠していた。 エックスが驚く。マンドリラーが、悔しげに唸る。 突風に揺れるポニーテールを抑える、イーグーリードはずっと悲しげだった。 唸りにも聞こえる突風の中で、舌打ち。 カメリーオだけが、普段の姿とは思えぬ険しい顔し、本当に忌々しげに舌を打った。 「どうするよ、スパーク・マンドリラー。まだ、やるのか?」 ゼロの背中に、降下してきたデスログマーのハッチが垂れ下がる。 イーグーリードは、悲しげにマンドリラーを見ながら、エックスを抱き上げた。 200 名前:Irregular's Elegy[] 投稿日:2006/10/07(土) 23 21 21.64 ID aICqBPyB0 「………行け。どこへでも……クソッ、忌々しい私のボディ」 首を逸らし、ふてくされるようにマンドリラーは吐き捨てた。 「では、お言葉に甘えて」 その言葉に満足したゼロは、いち早くハッチに乗り込む。 「マンドリラー……私は」 エックスを抱きかかえるイーグーリードは、未練ある顔でマンドリラーに声をかけた。 「覚えていろ」 そんなイーグリードに気にせず、短く怨嗟の言葉を紡ぐ。 「今度会ったときは、私の電気がお前の神経回路を犯しつくす」 マンドリラーの侮蔑は、イーグーリードを深く傷つけた。 「機械に生まれた事を後悔しながら、死ね。イーグーリード……裏切り者め」 最期の呪いの言葉を背中に受けながら、イーグーリードは段々と上昇するハッチに身を入れた。 「いや、助かったなぁ。エックス、イーグリードに感謝しておけよ? あと俺にもな」 高度2万メートルの世界。旗艦デスログマーは、夜の闇を悠然と突き進む。 「ありがと、ゼロ。イーグリードさんも、どうもありがとうございます」 中にある遊覧室で、三人は円形のテーブルをソファで囲んでいた。 エックスは、ふてぶてしく寝転びながらクッキーを齧るゼロに微笑んだ。 エックスの礼に、イーグリードは言葉にはせず、右手を挙げて答えた。 「ゼロ………」 イレギュラーのはずの、イーグリード。それが、何故かゼロの仲間になっている。 エックスは説明を求めるように、ゼロに視線を向けた。 「ん? あぁ、イーグリードの事か?」 ゼロはその本人の目の前だと言うのに、説明しようとする。 「俺とイーグリードは親友。それだけさ」 寝転び天井を見るゼロは、脚を組み替えながら、簡単に答えた。
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/4905.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 ROCKMAN X4 タイトル ROCKMAN X4 ロックマンX4 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00902 ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 1997-8-1 価格 5800円(税別) タイトル ROCKMAN X4 SPECIAL LIMITED PACK 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00901 ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 1997-8-1 価格 6800円(税別) タイトル ROCKMAN X4 PS one Books 機種 プレイステーション 型番 SLPM-87315 ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 2003-9-18 価格 1800円(税別) 【TOP】【←prev】【SEGA SATURN】【next→】 ROCKMAN X4 タイトル ROCKMAN X4 ロックマンX4 機種 セガサターン 型番 T-1221G ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 1997-8-1 価格 5800円(税別) タイトル ROCKMAN X4 SPECIAL LIMITED PACK 機種 セガサターン 型番 T-1222G ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 1997-8-1 価格 6800円(税別) タイトル ROCKMAN X4 サタコレ 機種 セガサターン 型番 T-1243G ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 1998-12-10 価格 2800円(税別) ロックマンX 関連 Console Game SFC ROCKMAN X ROCKMAN X2 ROCKMAN X3 SS ROCKMAN X3 ROCKMAN X4 PS ROCKMAN X3 ROCKMAN X4 ROCKMAN X5 ROCKMAN X6 GC ROCKMAN X COMMAND MISSION Handheld Game GB ロックマン X サイバーミッション ロックマン X2 ソウルイレイザー PSP イレギュラーハンターX イレギュラーハンターX ロックマンロックマン Value Pack 駿河屋で購入 プレイステーション セガサターン
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/387.html
ロックマンX7 カプコン 2003年7月17日 PS2 ASINが有効ではありません。 ロックマンシリーズの一つ。ロックマンXシリーズ7作目。ACTゲー PS2になって2Dのドット表現から3DのホリゴンになってMAPも奥行きなどが出てきました エックス、ゼロ、そして新しい仲間アクセルの中から2人を選びステージを進めて行きます 関連 ロックマンX6 ロックマンX8
https://w.atwiki.jp/www-iris/pages/737.html
「全く、私のスケジュールをここまで乱したのは貴様らがファーストタイムですヨ・・・」 【名前】 クロックマン 【読み方】 くろっくまん 【分類】 ネットナビ 【属性】 無属性 【オペレーター】 不明 【所属】 WAXAニホン支部 【登場作品】 『OSS』 【基本装備】 クロックスライサー、クロックレーザー 【チップ】 クロックマン(チップ) 【詳細】 『OSS』に登場したオリジナルネットナビ。 200年後の未来のWAXAニホン支部で開発されたネットナビであり、時間を操作する能力を持つ。 ロックマンと流星のロックマンが共演するきっかけを作ったネットナビ。 全ての時間に存在する美しいナビを時間停止で保存し、自分のコレクションにしようと考え、ロールとミソラの時間を奪って強奪するが時間を超えて共闘したロックマンと流星のロックマンの前に敗れる。 クロックマンが倒された後に残ったワープホールはスバルらが帰った後に消滅した。 時間を操るためか時間管理にうるさく、テンションが高い。 自分が立てた計画を乱されることを何より嫌っている。 バトル中の技に『流星のロックマン』シリーズ側に対するファンサービスなのか、ブライ(流星のロックマンシリーズのライバル的ポジションで『流星2』『流星3』に登場)やクリムゾン・ドラゴン(『流星3』でのラスボス)を呼び出して攻撃する技がある。 ちなみに、ブライが攻撃する際に使っている剣は『流星2』で使用しているものである。※『流星3』では別の武器を使用している バトル時 バトル中は、バトルフィールドの上(フィールド外)に巨大な時計が設置されており、時間経過で時計の針が進む。 時計の針が一定時刻を指すと、クロックマン本体の攻撃とは別に攻撃をしかけてくる。 タイミングが悪ければ本体の攻撃と同時に発生する場合もある。 クロックスライサー 本体が時計の針をブーメランのようにして放つ攻撃。横1列をゆっくり進み、連続で放ってくる。 クロックレーザー 時計の針が3時を指すと発動。 こちらと同じ列に横1列に貫通するレーザーを放つ。 コーリングクリムゾン 時計の針が6時を指すと発動。 フィールド左端にクリムゾン・ドラゴンの頭が3頭(*1)出現し、「デビルファング」で噛みついてくる。 また、クロックマンも背後から出現し、クリムゾン・ドラゴンが双頭の場合もある。 (ちなみにこのクリムゾン・ドラゴンは流星のロックマン3でのラスボスである。ラスボスの扱いがバンブーランスと同格って..) コーリングブライ 時計の針が9時を指すと発動。 こちらのエリアの最前列にブライが現れ、ロックマンの目の前にワープし1マス範囲のブライソードで斬る。これを3回繰り返してくる。 メガクロックレーザー 時計の針が12時を指すと発動。 こちらのエリアの右2列範囲に極太貫通レーザーを時計が放つ。 戦闘BGMは『流星2』のボス戦BGM「Wave Battle」。(これ以降、流星のロックマンを操作キャラにしているとボス戦はこのBGMになる) 【余談】 体中のあちこちに時計がくっついたデザインをしており、コロコロコミックで募集されたボスデザインコンテストの最優秀作品。 募集名の時点では「クロック・ジニアス」という名前であり、ネットナビではなかった。 応募時点で、対象作品が『エグゼ』とは述べられておらず、当時は『流星3』の時期であったため、おそらく応募者は流星のロックマンシリーズに登場する電波体(時計座のFM星人あたりか)として名前をつけたのであろう。 ロックマンエグゼのバトルチップは8文字までなので、そのままであれば「クロックジニアス」か「クロック・G」になっていたのだろうか… なお、本家シリーズの「ロックマンロックマン」には、同じく時計をコンセプトにしたロボットの「タイムマン」が存在する。 ワンダースワンの「ロックマン&フォルテ」には「クロックメン」がいるが、そのクロックメンは2体1組タイプのボスのため、クロックマンとは別物。
https://w.atwiki.jp/comeback_rockman/pages/25.html
-闘いへの伏線- 少し・・いやかなりの出血だ。 油断した・・。情けない。 なんとかベースまで帰りたいけど・・・ そこまで行ける自身は全く無かった。 意識が薄れていく・・。 駄目だ・・・今此処で気を失っちゃ・・・。 駄目・・・だ・・・待って・・・。 「気が付いたかい?」 よく本やドラマなどで聴く台詞。 生で聴くのは初めてのこの台詞に、彼の意識はしっかりと覚醒した。 急いで身体を起こしたため、全身がキリキリと痛み、思わず「うっ・・」と呻いてしまった。 「無理しちゃ駄目だよ」と、再び語りかけてくる声に、彼はゆっくりとした動作で辺りを見回した。 色々な機器が立ち並ぶ。オイルの特特の臭いが鼻を付いてくる。 自分が中央の寝台に寝かされている事を確認して、 彼-ロックマン・セイヴァーはここがどこかの研究所だと言う事を理解した。 「こ・・ここは・・?」 未だにキリキリと痛む身体を抑えつけて、セイアは声を絞り出した。 「あぁ・・・」と、先程の声がして、不意に自分と同程度の年齢の少年が顔を覗き込んできた。 黒髪を背中程度まで伸ばしていて、それを一つに縛った、蒼い瞳の少年。 「ここは俺の研究所。まだ身体の方は痛む?」 「えっと・・なんとか大丈夫・・みたい」 少年のペースに乗せられて、セイアは思わずそう答えた。 「凄い怪我だったね。直すのに苦労したよ」 微笑して、少年はクイッと親指で、部屋の端のカプセルに収納されたセイアのアーマーを指さした。 あれ程ボロボロになっていたアーマーが、少し名残があるが、完全に直っている。 「えっ・・そんな・・僕のアーマーはそんな簡単に・・・」 「ふふん。まぁややっこしい事は言いっこ無しだよ」 何者なんだ?この子は。 自分のアーマーはエックスとゼロのDNAデータで構成されている。 それを修理できるのは、自分を創ったゲイトと・・・後はエックス達の構造を熟知した者しかいない。 しかしエックス達の身体構造はブラックボックスだらけであり、今の世の中で完全に解析した者はいないと言うのに。 「それより・・気が付いて良かった。いきなり道端に倒れてるんだもん。ビックリしちゃったよ」 「うん・・助けてくれて・・・どうもありがとう」 あれからどれくらい経ったかわからない。 しかし自分は、街で巨大メカニロイドが暴れていると言う通知を受け、 それを止める為の任務に出ていたのだ。 秘密裏の軍事用メカニロイドだろう。強力だった。 周囲の被害を確認しながら、時にはメカニロイドの攻撃を身体で受け止めて、 住民たちを護るつもりだった。 しかし、無差別攻撃を繰り返すメカニロイドが破壊した高層ビルの下に、 何人かの人達が残っていた。 もはや考えるよりも前に動いていた。そして気が付いたときには、ビルの下敷きになり、大幅なダメージを受けていた。 最近はメンテナンスもロクにしていないアーマーは頼りにならず、最終的にメカニロイドを倒したものの、 受けたのは致命傷だった。 通信機も全て破壊されたため、自分の足でベースへ帰らなければならなかったが、途中で気を失って・・。 そこから先の記憶が無い。 「いや・・いいよ。お蔭でいいもの見せてもらったしね」 「・・・はは・・・」 思わず苦笑いがこぼれた。 「君コーヒー好き?入れて上げようか」 「うっ・・・うん・・じゃあ・・貰おうかな」 セイアの返答に、満足そうに頬笑んだ少年は、背後のコーヒーメーカーをガチャガチャと弄る。 セイアは寝台の近くのイスに、自分のハンター制服がかけてある事に気が付いて、 おもむろにそれを着込んだ。 「そう言えばまだ名前を言ってなかった。俺はウィド・ラグナーク。宜しく」 「僕はロックマン・セイヴァー。もう一つの名前は徳川 健次郎。みんなにはセイアって呼ばれてる」 「そっか。宜しく。セイア」 渡されたコーヒーを手にとって、セイアは「宜しく。ウィド君」と返した。 カップを両手で握って、ゆっくりと喉に通す。 淹れたてで暖かい。少し苦みがあるが、その味はセイアにとっても美味しいと感じるものだった。 「ウィドって呼び捨ててでいいよ」 「うん・・ありがとうウィド」 「どういたしまして」 セイアは飲み終えたカップをどこに置こうか迷った。 それに気が付いたのか、ウィドがカップを受け取って、部屋に備えられたキッチンに放り込んだ。 良く見れば綺麗に片づいている。 同じ年ごろだと言うのに、自分の部屋は・・。 そこまで思って、セイアはコツンと片手で頭を小突いた。 改めて今まで兄に頼っていた自分を恥ずかしく思った。 「さて・・・じゃあ俺はパーツの片付けでも・・」 「あっ・・・僕も手伝うよ」 セイアのアーマーを修理した時のパーツだろうが? 確かに少し焼け焦げた破片のような物が転がっている。 セイアは寝台から「よっ」と降りて、とりあえず手近に落ちている破片を拾うため、 その場に屈み込んだ。 「あっ・・駄目だよまだ・・!」 ウィドが言ったときには、セイアは「うっ」と呻いていた。 傷口がまだ塞がっていない。 「うっ・・・ごめん・・」 「とりあえず片付けは俺がやるから。君は寝ていていいよ」 ウィドに促されて、セイアは「ごめんね」と呟いて、今まで寝ていた寝台に上がった。 ウィドが投げてくれた毛布を受け取って、全身を包む。 「普段は丈夫でも・・怪我してるときくらいはジッとしていな」 「うん・・・」 そう軽く返す。 毛布の温もりが偉く心地よい。 さっきまで眠っていたというのに、再び睡魔が襲ってきた。 強敵だ。勝てない。 「もう少し寝てな」 「ありがとう・・」 その時にはもう睡魔が意識を侵食した後だった。 ウィドに修理してもらったアーマーを返してもらってから、大体六時間が過ぎようとしていた。 ウィドの技術を目を見張るモノがあり、自分の身体の方の怪我も、もう殆ど全快している。 とりあえずメットの通信機でベースに通信を入れた。 どうやら「生死不明」と大騒ぎしていたようだ。 ベースにはすぐに帰ると伝えておいた。 明日にでも帰ろうと思っている。 「ごめんね。色々と世話になっちゃって」 アーマーを外しながら、セイアは申しわけなそうに呟いた。 先程から世話しなくキーボードを叩いていたウィドは、視線をモニターに向けたまま、 「いやぁ・・・こっちは好きでやってるんだから・・・気にしなくていいよ」と言った。 キーボードのEnterを押し込んで、ウィドはぐるりとイスを回転させて、 セイアと目を合わせた。 「見れば見るほど興味がわいてくるよ。君は」 「そ・・・そうなんだ・・」 最後に髪の毛を掻き毟って、セイアは汗笑いの様な表情を作った。 この子の目は本当に輝いているな。 「また怪我したらいつでも来なよ」 「あはは。怪我したらね」 ハンターの制服を着込んで、セイアはスッと立ち上がった。 研究室の出口に向かって、数歩足をすすめる。 「今までありがとう。怪我もアーマーも治してもらって。 僕は帰るよ。僕はイレギュラー・ハンター第十七精鋭部隊副隊長。いつもそこにいるから」 「あぁ。ボクもいつもここにいる。来たくなったらいつでも来いよ」 ヒラヒラと手を振って、セイアは自動ドアを擦り抜ける。 しかし、セイアの視界に蒼い空が広がる直前に、 もっと別の感覚がセイアに突き刺さっていた。 攻撃的で凶暴な・・・殺気。 「くっ!!」 わけのわからない殺気に、セイアは転送したメットをウィドに向かって投げつけた。 直線的に飛翔するセイアのメットは、ウィドの数cm前で、金色のくもの巣に絡め取られた。 これは・・ライトニング・ウェブ!? 「なっ・・!」 「お前は・・・お前は・・!」 すぐにウィドの真横に滑り込み、絡め取られたメットを引きちぎって、深く被る。 セイアがバスターを向けた先-研究室の天井には、見覚えのある一体のレプリロイドがぶら下がっていた。 蜘蛛のような外見をし、外見通りくもの巣に身を吊るす。 このレプリロイドには見覚えがあった。そして、それは意識するよりも前に、セイアの口から滑り出た。 「ウェブ・スパイダス・・・!?」 セイアがその名を口にすると、スパイダスは感情の籠もらない機械音で笑い声を上げた。 ここで闘うのはマズイ。しかもウィドは戦闘型ではない筈だ。 なんとかして外におびき出さなければ。 「コノ攻撃・・・躱セルカ!?」 兄から聴いたのと同じ台詞を吐いて、スパイダスは再び黄金のくもの巣を放ってきた。 それをサーベルで下から上へ斬り裂いて、すぐに跳躍し、スパイダスに蹴りを入れる。 間近で見たスパイダスの全身は、データに残っているとはなんとなく違っていた。 そう・・まるで強化されたような装甲だ。色彩も何か違う。 「セイア・・!」 「君は非戦闘タイプだ!下がってて!」 駆け寄ってきたウィドを片手で制して、セイアは蹴り落としたスパイダスを、そのまま乱暴に屋外へ殴り飛ばした。 「ここは僕が闘う!」 黄金のくもの巣-ライトニング・ウェブ。 大量の出現する子蜘蛛。 その全てがレプリフォース対戦時とは大きく異なった威力の為、セイアは多少戸惑った。 子蜘蛛をバスターで撃ち落としながら後退すると、 既に背後にしかけられていたライトニング・ウェブに全身を雁字搦めにされた。 「くっ・・・!」 外れない。堅い。 追加装備だろうビーム砲の閃光が、一気にウェブごとセイアの全身を包み込んだ。 しかし、その閃光の中で、セイアは懸命にライトニング・ウェブを引きちぎった。 チャージしたバスターを真っ直ぐに向ける。 「喰らえ!!」 蒼と紅の閃光が、防御のために張られたライトニング・ウェブを貫いて、 スパイダス本体を打ちつける。 今が勝機だ。 セイアは直ぐ様サーベルを引き抜いて、大きく跳躍した。 残像を残す蒼の閃光剣を、一気に振り下ろす! 筈だった。 振り下ろす瞬間、セイアは「うっ・・」と小さく呻いた。 唐突に走った激痛に、サーベルが手の中から落下し、地面で乾いた音を立てる。 全身が痺れたような感覚がする。 まだ怪我が治りきってなかったのか・・。 セイアが見せた一瞬の隙に、スパイダスは「ギギギ」と笑い、 強化されたライトニング・ウェブで、再びセイアを雁字搦めに絡め取った。 「やばい・・・!」 引きちぎろうにも、力が入らない。 今、この状態で攻撃を無防備な箇所に受けたら、幾らこのアーマーでも致命傷だ。 「くっ・・!」 露出したフェイス部分に向かって、スパイダスのビーム砲がチャージされる。 少しずつ光が宿っていく銃口に、セイアの頬を一滴の汗が滑った。 やられる・・・!! その瞬間、目の前で閃光が爆ぜた。 が、爆裂したのは自分の身体では無かった。 状況の把握出来ないセイアの目の前で、グラリとスパイダスの身体が崩れ落ちた。 「だから無茶するなって言ったんだよ。危ない危ない」 「えっ・・・ウィド・・・?」 雁字搦めのまま立ち上がれないでいると、不意にセイアの視界にウィドの顔が滑り込んできた。 片手には一丁のレーザー銃。まだ煙が上がっている。 見るからに高出力のレーザー銃。上がっている煙をフッと吹き消すと、 ウィドはレーザーメスでライトニング・ウェブを切開してくれた。 「君は・・非戦闘タイプじゃ・・」 「誰も一度もそんな事言ってないぜ?ははは」 立ち上がったセイアは、少し複雑そうな表情を作った。 不思議な子だ。ウィドは。 「とっ・・・とりあえず・・ありがとう。また助けてもらって」 「まぁいいってこと・・。それじゃあ・・・また来いよ」 「うん。さようなら。また今度」 アーマーを脱着し、セイアはヒラヒラと手を振ると、少し沈みかけてきている太陽の方向に向かって、 ゆっくりと歩み始めた。 破壊されたスパイダスの身体から、 まるで生命体のように蠢く一体のレプリロイドでもメカニロイドでも無い機体が密かに離脱したことは、 セイアもウィドも知らない。 そうこの時は、セイアにもウィドにも・・・ これが新たなる闘いのほんの前奏曲《プレビュート》だと言うことは知るよしも無かった。 「さて・・強化システムでも作ってるとしようかな。また・・厄介なことと一緒に来そうだし」 ウィドはたった一人、研究室でそう呟いた。 密かに笑みをこぼして。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/1259.html
ロックマンX イレギュラーハンターX 機種:SFC, PC, PSP 作曲者:竹原裕子、山本節生、友澤眞、岩井由紀、堀山俊彦 作・編曲者(PSP):長谷川憲人、小渕世子、岡田信弥 発売元:カプコン 発売年:1993, 2005(PSP) 概要 「ロックマンX」シリーズの1作目。 「ロックマン」シリーズと比べてハードな世界観やスピーディなアクションが特徴的。 音楽は山本節生氏を中心とした複数の作曲家が担当。ゲーム性に合ったスピード感のあるBGMが多い。 なお作曲者は全員当時カプコン入社から1年~2年ほどの新人のみ。 世代交代した新しいカプコンのサウンドを見せ付けることとなった。 後にPSPで『イレギュラーハンターX』としてリメイクされた。 BGMは長谷川憲人氏らによってアレンジされているほか、新曲も追加されている。 (次作:ロックマンX2) 収録曲 ロックマンX版 曲名 作・編曲者 補足 順位 Capcom Logo 山本節生 Title Pass Word 堀山俊彦 Opening Stage 山本節生 ハイウェイ 横スクロール130位スーパーファミコン168位一面8位 Vava 1 Vava 2 VAVA戦ボスパイダー戦ランダ・バンダ戦D-REX戦 Zero Demo Stage Select 1 ステージセレクト(8ボス撃破前) Stage Start Launcher Octopuld Stage 海中 Icy Penguigo Stage 岩井由紀 雪山 冬・雪・氷139位 Burnin' Noumander Stage 山本節生 工場 Boomer Kuwanger Stage 竹原裕子 タワー 横スクロール71位スーパーファミコン164位 Sting Chameleao Stage 山本節生 森林 Spark Mandriller Stage 友澤眞 発電所 横スクロール35位スーパーファミコン38位マイナーゲーム143位 Storm Eagleed Stage 空港 横スクロール84位スーパーファミコン59位マイナーゲーム38位 Armor Armarge Stage 山本節生 鉱山 横スクロール27位スーパーファミコン134位1990年代249位 Boss 1 Boss 2 ボス戦 ボス戦308位 Stage Clear Get a Weapon Stage Select 2 ステージセレクト(8ボス撃破後) Sigma Stage 1 シグマのアジト1 Sigma Stage 2 シグマのアジト2 Sigma Stage 3 シグマのアジト3 Sigma Stage 4 シグマのアジト4 Sigma 1st シグマ戦 Sigma Rebirth Sigma 2nd ウルフシグマ戦 Dr.Right Ending Cast Roll Staff Roll イレギュラーハンターX版(サントラ化されているのは一部だけ) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Capcom Presents Don't wanna be Spinwake オープニング作詞/歌 Spinwake Title ~Irregular Hunter X~ Opening Stage ~Theme of X~ Encounter with VAVA VAVA Battle Theme of Zero Irregular Outbreak Stage Select Stage Start Launcher Octopuld Stage Icy Penguigo Stage Burnin' Noumander Stage Boomer Kuwanger Stage Sting Chameleao Stage Spark Mandriller Stage Storm Eagleed Stage Armor Armarge Stage Boss Appearance Boss Battle Stage Clear Get Weapon Dr. Light Sigma Palace Located Sigma Stage Select Sigma Stage 1 Sigma Stage 2 Sigma Stage 3 Zero's Sacrifice Sigma Stage 4 Encounter with Sigma Sigma Battle 1 Sigma Transform Sigma Battle 2 Ending ~The world's Hope~ Stage Select (VAVA) Stage Start (VAVA) Theme of VAVA 第2回マイナーゲーム281位PSP28位 Stage Clear (VAVA) Openig (Overseas Version) サウンドトラック ロックマンX サウンドBOX カプコン ミュージック・ジェネレーション ロックマンX1~6 ロックマンX サウンド コレクション この商品はAmazon商品紹介機能をご利用いただけません。 ダウンロード配信 ロックマンX アルフライラ PV
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/388.html
ロックマンX8 カプコン 2005年3月10日 PS2.windows ロックマンシリーズの一つ。ロックマンXシリーズ8作目。横スクロールACTゲー 前作ロックマンX7同様3Dのホリゴンながら、今回は従来通り横から視点のACTに戻りました エックス、ゼロ、アクセルの中から2人を選びステージを進めて行くのも一緒